ただ箱にレンズが付いているだけなのに
どうしてこんなによく写るのか
続きを読む28mm一本勝負で久しぶりに京都へ
何も考えず買いました
Leica M typ240を買いました。
滑り込みですが、間違いなく今年もっとも買って良かったといえるカメラです。
今年は色々と環境が変わったり引っ越しがあったりで、思うように写真が撮れないこともありました。
そんな中でふたたびフィルムカメラで写真を撮るようになり、マニュアルフォーカス・マニュアル露出が当たり前のカメラを使う機会が増えました。
そうした体験を重ねていく中で、自分が撮りたい写真を撮るために必要な要素は実はすごく少ないということに気が付きました。
例えば瞳AF、超望遠レンズ、超広角ズーム。一通り使えるように機材を揃えたものの、そういった機材で撮った写真が何枚あったでしょうか?
構図を決め、絞りを決め、シャッタースピードを決める。これだけで撮りたい写真は撮れてしまうのでした。
じゃあそんなシンプルな撮影の体験ができるカメラとは...と考えて行き着いた先がライカでした。
マニュアルフォーカスのみ。Wi-Fiもなし。それにしては確かに高い買い物でしたが、このカメラでしかできない体験を買うという意味では仕方ない価格なのかもしれません。
Leica M typ240がどんなカメラかということは、もう語る必要もないでしょう。だいぶ前に発売されたカメラですし、とにかく作例を見てもらうのが早いと思います。
印象的なのは、明らかにこれまで使ってきたカメラとは別物の絵が出てくるということです。センサーがヨーロッパ製だからなのか、見たことがないような味付けの写真が撮れます。
乗り換えにあたって用意したレンズは4本。ライカ製は1本もありませんが十分です。
以下の作例はすべてjpeg撮影で、Lightroomで水平出しとゴミ取りだけしてあります。フィルムモードはスムースです。
レンズのせいなのか、センサーのせいなのか、 画像処理エンジンなのか...とにかくわかりませんが独特の写真が撮れます。こういう感覚になったのはGRを初めて使って以来かもしれません。
そういえばライカの「スムース」はGRの「ポジフィルム調」に似たような色の出方をしています。GRでもほとんどすべて「ポジフィルム調」で撮るくらい気に入っています。
色の出方や光の捉え方もそうですが、やはり最初に述べた通り徹底的にシンプルなプロセスで撮影に集中できる、他にない体験が得られるカメラだということが最も大きいのではないでしょうか。
撮りたい写真を撮るために必要なことに集中できるカメラです。買って良かった。
(お題「#買って良かった2020 」)
このところフィルムカメラ、特にピントも巻き上げも自動のコンパクトカメラで写真を撮るのに凝っていました。
気づいたらいろいろなコンパクトカメラが家に転がっている始末...まとめて現像から上がってきたので、まずは以前にも取り上げたコニカのBIG MINIからみてみましょう。
(過去の記事はこちら) capturekyoto.hatenablog.com
冒頭のカットもそうなのですが、上がってきたネガを見て、このカメラこんなに夜に強かったっけと驚きました。 使用したフィルムはKodakのGOLD200です。フラッシュなしでここまで写るのは驚きました。
なお、残念ながらデート機能は2019年までの対応。87年にしてみたり時計にしたり、適当に入れてみました。
秋になって午後の光に角度がつくようになったので、印象的な光を探して撮ってみました。
これまた、こんなに良く写るカメラだったかと驚きました。
今までは世間の評判ほど良いカメラでもないのかもな、と正直実力を疑ってしまっていたカメラでした。 ですが今回使ってみて、写りもさることながらクリアなファインダーやきっちり決まる露出など、総合的にみてやっぱりいいカメラだな、と見直しました。 まだまだレビューしないといけないカメラたちがたくさんあるので、今日はこのあたりで...