Capture Kyoto

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一乗寺まで足を伸ばしようやく今年の紅葉に満足する

京都御所に始まった今年の紅葉撮影ですが、いまいち満足する結果が得られていませんでした。夏場の台風の影響か、もしくは時期が早かったのか、京都市内の紅葉は色付きが微妙なところ。そこで、今回はより山に近い一乗寺まで足を伸ばすことに決めました。

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詩仙堂

叡電一乗寺駅で下車した後、まずは詩仙堂に向かいました。しかし一乗寺駅から歩いていても、ほとんど観光客を見かけません。そのかわりにミニバンのタクシーがどんどん私を追い抜いていきます。どうやらこのあたりを見に来る観光客はタクシーで移動するようです。一乗寺は山沿いで坂道が多いので、タクシーで回ってしまうのが楽なのでしょう。

さて、詩仙堂に入るとまずは書院へ進むように案内されます。書院から庭園を眺めると、さっそく紅葉が目に入ってきました。

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やはりこの辺りは市街地にくらべて気温が低いのか、紅葉の色付きが見事です。書院から出て庭園に向かいます。

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詩仙堂は書院までは狭いのですが、庭園に出てみると思ったより広いことがわかります。赤だけでなく、オレンジや黄色に色づいた見事な木々を見ることができました。苔の上に落ちた散り紅葉も美しかったのですが、次に訪れた圓光寺の散り紅葉はそんなもんじゃありませんでした。

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圓光寺

次に向かったのは圓光寺です。詩仙堂からは歩いて5分もしないところにあり、詩仙堂から続けて歩いて行く人の流れについていきます。

こちらは詩仙堂よりも有名なようで、多くの人で賑わっていました。庭園に入るとすぐに素晴らしい紅葉に圧倒されてしまいました。散り紅葉の量も半端ではありません。もはやどう撮っていいのかよくわかりません。

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圓光寺の敷地は裏山の一部まで広がっており、庭園を見下ろすことができます。こうして俯瞰してみるとまさに紅葉に特化した庭園だということがわかります。

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再び庭園に戻ると池があるのに気がつきます。ここはリフレクションを狙ってみましょう。

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満足しました。

曼殊院

最後に、曼殊院に向かうことにしました。こちらは圓光寺から少し離れていますが、歩いて15分ほどで行くことができます。

そのまんまですが、曼殊院道と名付けられた道を進んでいくと、曼殊院の勅使門が見えてきたあたりからすでに紅葉に圧倒されます。

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勅使門の周りは石垣になっており、見事なもみじが植えられています。

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勅使門を取り巻くように植えられたもみじが見事ですが、近くにイチョウの木も植えられており、散り紅葉と散りイチョウと、贅沢な落ち葉を楽しむことができました。

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行ってみて

満足でした。冒頭に書いたように、今年の紅葉にはちょっと不満だったのですが、たまには拝観料を取るようなところに行ってみるのもいいものですね。手入れにお金がかかるのも納得するような見事な庭園を見ることができました。

今年の紅葉シーズンもそろそろ終わりでしょうか。これまでは紅葉というわかりやすい被写体がありましたが、これからの冬の景色をどう撮っていくか考えてみたいと思います。

使用機材